Applicable to:
- Plesk for Linux/Unix
症状
SMTP 接続にポート 25 以外の追加ポートを使用できますか。多くの ISP がポート 25 をブロックするようになっているため、ポートをもう 1 つオープンするように要求されました。
解決策
(Parallels Plesk Panel 9.5.x~11.x)
デフォルトで Parallels Plesk Panel(Plesk)11 は TCP ポート 587 でのメール送信を受け付けます。
[Tools & Settings]>[Mail Server Settings] ([Mail]グループ内)を開きます。 [Enable message submission] チェックボックスをオンにします。
Postfix 送信ポートを構成するために、 Plesk ウェブインターフェース を使用することをお勧めします。SMTP 送信ポートを MTA で直接構成すると、設定が Plesk によって上書きされる場合があります。
以下の手順に従い、MTA 用に追加の SMTP ポートを構成します。
QMail(Parallels Plesk Panel 8.x、9.x)
使用していない任意のポートを選択し、/etc/services ファイルに追加します。例:
smtp_alt 25025/tcp # new SMTP port
'xinetd' をスーパーサーバとして使用している場合、 /etc/xinetd.d/smtp_psa のコピーを /etc/xinetd.d/smtp_psa_alt に作成し、新しいファイル内でサービス行を修正してください。
service smtp_alt
xinetd を再起動(
/etc/init.d/xinetd restart
)すると、標準ポートとポート 25025 の両方で SMTP 接続が可能になります。また、Horde IMP(webmail)設定も再構成し、代替 SMTP ポートも使用できるようにする必要があります。これは /etc/psa-horde/imp/servers.php ファイルで、IMAP サーバと POP3 サーバの両方の smtpport パラメータの下で変更します。
'netd' をスーパーサーバとして使用している場合(Debian または FreeBSD)、inetd.conf を変更して追加 SMTP ポートを有効化します。
grep '^smtp ' /etc/inetd.conf | sed 's/^smtp/smtp_alt/' >> /etc/inetd.conf
次に、inetd を再起動します。
注:デフォルトポート(25)を完全に無効にし、代替のポートのみを使用したい場合は、ファイアウオールでポート 25 でブロックしないでください。また、
xinetd/inetd
から
smtp_psa
サービスを削除しないでください。代わりに、
/etc/xinetd.d/smtp_psa
に
bind = 127.0.0.1
を追加して、デフォルト SMTP サービスを 127.0.0.1 のみで listen するようにしてください。このようにしなければ、SMTP サービスのステータスが Plesk コントロールパネルに正しく表示されません。Plesk は、ポート番号がハードコーディングされている 25 番目のポートをチェックして SMTP サービスのステータスを確認します。
Postfix(Parallels Plesk Panel 9.x、10.x ...)
Postfix 構成ファイル /etc/postfix/master.cf に以下の行を追加します。
<IP_Address>:<port> inet n - n - - smtpd
ここで
<IP_Address>
はサーバの IP アドレス、
<port>
は SMTP 接続用の追加ポートです。
Postfix が Postfix Before-Queue Content Filter を使用するように構成されている場合、プロキシフィルタ設定を行に追加します。
<IP_Address>:<port> inet n - - - - smtpd -o smtpd_proxy_filter=127.0.0.1:10025
再構成後に mailmng でメールサービスをリロードします。
# /usr/local/psa/admin/sbin/mailmng --reload-service
Reloading postfix: [ OK ]
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